BCGワクチン接種の実際
接種後の注意点と経過
接種後の一般的な経過(写真提供 公益財団法人結核予防会)
紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。
接種の後は、少量の出血をみることがあります。放置しておいても、すぐ止血しますので心配ありません。 |
|
接種直後 |
2週 | 4週 | 6週 | 10週 | 4ヵ月 |
接種後の数日間は局所になんの反応も見られませんが、その後10日~2週間頃に針痕に一致した発赤、膨隆が生じます。 |
徐々にその変化が強くなります。 |
4~6週頃が局所変化の最も強い時期です。 |
局所反応の最も強い接種後1~2ヵ月を過ぎると発赤・硬結は徐々に消腿し、痂皮の形成が進み、局所は乾燥した状態になります。 | 接種後3~4ヵ月になると、局所は落屑して瘢痕が残るだけになります。 |