BCGワクチン接種の実際

接種後の注意点と経過

接種後の一般的な経過(写真提供 公益財団法人結核予防会)

紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。

画像1.jpg

接種の後は、少量の出血をみることがあります。放置しておいても、すぐ止血しますので心配ありません。

接種直後

 

 

画像3.jpg 画像4.jpg 画像5.jpg 画像6.jpg 画像2.jpg
2週 4週 6週 10週 4ヵ月
接種後の数日間は局所になんの反応も見られませんが、その後10日~2週間頃に針痕に一致した発赤、膨隆が生じます。

徐々にその変化が強くなります。
針痕に一致した丘疹は大きくなり硬結を伴い、化膿する傾向を示しています。

46週頃が局所変化の最も強い時期です。

局所反応の最も強い接種後1~2ヵ月を過ぎると発赤・硬結は徐々に消腿し、痂皮の形成が進み、局所は乾燥した状態になります。 接種後3~4ヵ月になると、局所は落屑して瘢痕が残るだけになります。