医療関係者の皆さまへ
抗酸菌検出用前処理液 CC-E "ニチビー"
製品概要
包装単位 | CC-E液400 mL CC-E助剤20 mL |
CC-E液400 mL×6 CC-E助剤20 mL×6 |
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JANコード | 4987501117559 | 4987501117566 |
貯蔵方法 | 室温保存 | |
使用期間 | 8ヵ月間 |
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【形状・構造等】
- CC-E液
- 2%水酸化ナトリウム
喀痰膨潤剤
- CC-E助剤
- 長期安定型 NALC
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【使用目的】
抗酸菌分離培養の前処理 -
【操作方法】
- 検体に等量の「CC - E 液」を加え、「CC - E 液」1 mL に対し「CC - E 助剤」を 1 滴(約 0.04 mL)滴下する。
- 容器を密閉し試験管ミキサーで 20 秒程度撹拌する。
- 容器を転倒混和し、15 分間室温に放置する。
- これに5倍量以上のリン酸緩衝液(pH6.8)を加え、3,000 × g で 20 分間、遠心分離する。
- 上澄みを静かに捨て、沈渣にリン酸緩衝液(pH6.8)を 0.5 mL 加え、再懸濁する。
- 再懸濁液を、「KRD 培地"ニチビー"」等の液体培地には 0.1~0.5 mL、「工藤 PD 培地"ニチビー"」等の卵培地には 0.1 mL を接種する。
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【使用上又は取扱い上の注意】
- 検体処理時、濃厚痰など均等化しにくい場合は、「CC-E液」を検体の 2 倍量まで添加可能である。
- 多数の検体を処理する場合、「CC-E液」と「CC-E助剤」を100 mL:4 mL の割合で混合しておくことも可能である。ただしこの場合は、当日中に使い切ること。
- 開封後2~3ヵ月以上経過したり、開閉を繰り返したりしていると「CC-E 液」に白色結晶が析出することがある。この白色結晶は、NaOH が空気中の炭酸ガスと反応してできる炭酸水素ナトリウムの結晶である。少量の場合は使用可能であるが、多量に析出した場合はできるだけ使用を控えること。
- 検査に使用した器具類や使用後の試薬・培地等は、必ず滅菌してから適切な処理を行うこと。
- 病原性微生物の取り扱いに習熟した者の指導のもと、安全管理に注意して取り扱うこと。
- 使用期限に注意し、期限切れの本品は使用しないこと。